精力について

早漏は脳の病気、遅漏は「性」活習慣病

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オトコの問題、解決のためにここまで、オトコにとっての大問題、勃起障害と射精障害について述べてきました。

勃起も射精も、いかに奥深く、精巧なメカニズムに支えられた営みなのかということが、分かっていただけたでしょうか。

第四、五章では、そうした男性性機能障害を防ぐにはどうしたらいいか、健やかなオトコを取り戻す道はあるのか、について考えていきたいと思います。

男性性機能障害も立派な病気ですから、投薬などによって治療を目指す場合もあります。

また、前にも述べた様々な生活習慣(運動、睡眠、喫煙などてさらには「性」活習慣を正すことが、症状の改善に結びつくことも多いのです。

トップバッターとして、代表的な射精障害である早漏と遅漏についてみていきましょう。

早漏=早くイッテしまう、遅漏=なかなかイケない。

早漏と遅漏の認識は、「早漏の反対が遅漏」と単純に受け取られがちですが、それは正しくありません。
二つはまったく違う性格の射精障害といってよく、対処法も正・逆の関係にあるわけではありません。

私は、分かりやすく「早漏は脳の病気、遅漏は『性」活習慣病」と説明するようにしています(中には、そう割り切れないケースもあることを付け加えておきます)。

早漏の問題点は?

初めに早漏についてです。

そもそも、早漏の定義を、いや早漏に定義があることを、ご存知でしょうか?

かつては、「女性が満足できる時間内に出てしまう場合」という、かなりざっくりとした決まりでした。

そこで、女性に「満足できる時間」をアンケートしたところ、中には「一時間」と答えた猛者もいた、と聞いたことがあります。

これだと、日本人全員が早漏にされてしまうかもしれません。

冗談はさておき、現在の国際的な定義では、「挿入後一分以内に射精してしまうのは早漏」とされています。

かなり短い気もしますが、そのくらいの時間を我慢できないから、射精障害なのですね。

この早漏には、脳の中で分秘されるセロトニンが関与していると考えられています。

だから「脳の病気」。

セロトニンはノルアドレナリン、ドーパミンと並ぶ三大神経伝達物質といわれ、不足するとうつ病の原因になるとされる物質です。

そこで、抗うつ薬として、一度分泌されたセロトニンが再び吸収されてしまうのを防ぐSSR-(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬が用いられるのですが、これが早漏にも効くのです。

「射精はリラックスした状態でないとしにくい」という話を、もう一度思い出して下さい。

この場合は、「早く出すぎてしまう」のが問題なのですが、やはり射精という行為は精神状態に大きく左右されるということなのでしょう。

ただし、第二章で述べたように、この薬はしばしば勃起障害を発症させることがありすし、それ以外にも副作用が指摘されています。

同じオトコの問題なのに、あちらを立てればこちらが立たず。

これが投薬治療の難しいところでもあります。

勃起に問題がある場合は、後でも説明するPDE5阻害薬の併用がいいかもしれません。

余談ながら、海外の研究者などに陸内射精障害(遅漏)の話をしても、なかなか理解してもらえない、という経験をしました。

その代わり、というのも何ですが、国際学会などで発表される射精障害のテーマは、ほとんどすべてが早漏に関するものなのです。

例えば、二O二二年に金沢市で聞かれたアジアパシフィック性機能学会。

大きな学会では、会場に医薬品や医療機器のメーカーがブースを並べ、自社製品をアピールするコーナーが設けられるのですが、驚いたことに、最も広いスペースを占めていたのは、日本では未発売の早漏の薬(プリリジ一:うつに効果があるSSR-薬の一種)でした。

セッションで発表するオーストラリア人や韓国人のドクターも、早漏の話ばかり。

要するにアジア人だからという人種的な要素ではなく、日本人特有の現象として「遅漏が多く、早漏は少ない」わけですね

実際、私のところに受診に来た患者さんで、早漏の症状を訴える人はわずかでした。

その少数の中に、外国人男性が多かったように思います。

ただ、「日本人の男には早漏が少ない」という説に対しては、こんな「反論」をする医師もいます。

「日本人女性は奥床しいので、男の早漏に文句を言わない。だから男のほうもそれと自覚しないのだ」。

そんなバカな、と一笑に付すことはできないような気もします。

でも、そうだとしたら、女性の「発言権」が増すにつれ、日本でも早漏患者が増えていくのでしょうか。

遅漏の問題点や原因は?

一方、海外の報告は増加傾向ではありますが、現時点では早漏に比べてほとんど問題にされない遅漏。

日本人に腫内射精障害の多い原因について、私は二つの私見…

・靴を脱ぐ文化→睦内射精を困難にする床オナへの誘導
・AVなど日本型エロコンテンツの充実→心因性射精障害の増加

を述べました。両方とも、「若い頃からの性的な習慣、経験が積み重なった結果、射精障害に陥る」という点で共通しています。

遅漏を『「性」活習慣病』と名づけたのは、そうした理由からなのです。

こうした「性」活習慣については、後述したいと思います。

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